CAD、Viewer の拡張機能として提供されている DWG・DXF 図面比較ツールを比較してみました。
※比較対象の図面は、DWGSee に同梱されているテスト図面を使用しています。


■IJCAD 2016 STD / PRO (STD:¥75,000. PRO:¥100,000)

・DWGファイルとして作成されます。
・2図面を並べて表示するには、「表示」-「左右に並べて表示」が必要です。2図面の連動表示はできません。
・Zoom、Pan 等の使い勝手は、AutoCAD と同じです。描画速度も、速いです。
・比較も完璧です。秀逸ですね。
・結果をDWGファイルとして保存できます。

Viewer




■DraftSight 2015 Professional (初年度¥16,405.以降¥10,899/年)

・ホイールマウスで Zoom, Pan ができ、3図面が連動しています。
表示されるのはラスタデータなので、拡大しても精細にはなりません。細部の確認には向いていません。
・結果(差異)は、
ビットマップファイルとして保存できます。
・比較対象の設定は無いようです。


■DWGSee Pro 2017(98 USD)

・ホイールマウスで、Zoom 可能です。リアルタイムPan には、未対応。昔ながらのPANです。
・マウス右クリックのポップアップメニューから、Pan, ZoomWindow ... 等可能です。
・結果保存は出来ないようです。
※大きなファイルでは、不安になるくらい待たされます。
※明らかに位置の異なる図形が、検出されていません。





■ABViewer 11Enterprise (134 USD)
・ホイールマウスで、Zoom, Pan ができます。マウスドラッグで、Zoom Window、右ドラッグで、Pan。
・2図面は連動しています。
・結果は保存出来ないようです。
※寸法値の値だけを書き換えている寸法図形は、検出されていません。
※差異の無い引き出し線の矢印が、検出されています。