BlockView Ver.1.22b : 2025/08/08

■ 概要

 編集中の図面内のブロックを取得し、挿入するだけのツールです。。

 最近の CAD には、INSERT ダイアログにブロックのイメージ表示が付いていますが、
 それよりは若干使いやすいかも・・・というレベルです。

 図面ごと、物件ごとに一時的に使用することを想定しています。

 外部からブロックの情報を取り出しているため、非常に遅いです。

 ブロックのイメージは、LINE、LWPOLYLINE、ARC、CIRCLE のみを描画。
 ネストされたブロック、TEXT、ATTDEF は描画されません。

 作成されたブロックのイメージ(PNG)と大きさ、図形数はファイルに保存され再利用されます。



■ ターゲット CAD の変更

 「CAD を変更」タブの [CAD を変更] ボタンをクリックし、対象の CAD を変更します。
 一覧に無い場合は、追加して下さい。

 すべての CAD で動くわけではありません。充分に注意して試用して下さい。

■ ブロックイメージの作成

 [CAD からブロックを取得] ボタンをクリックすると、ブロック名の一覧が表示されます。
 この時に使用する LISP をロードしています。

 フォームの一番下に取得中の画層数、ブロック数が表示されます。
 
 先頭の1文字が "*"、"_" で始まるブロック名を除外しているため、
 リスト上のブロック数とは一致しません。

 取得したブロック名のリストを選択すると、PNG イメージが作成されます。
 これには、少し時間がかかります。
 一度作成した PNG イメージは再利用され、2回目以降は速く表示されます。

 [すべて作成] ボタンですべてのブロックのイメージを作成できます。
 すでに同じ名前の PNG イメージが作成されているときは何もしません。

 [削除] ボタンをクリックすると、リスト上のブロック名の PNG イメージが削除されます。

■ ブロックの挿入

 挿入方法は下記のいずれかです。
 ・ブロック名のリストをダブルクリック
 ・イメージをクリック
 ・[ブロック挿入] ボタンをクリック

 ※挿入時、システム変数 ATTREQ をコントロールしていません。

■ ブロックの書き出し

 ※対象の CAD のキャプションに "試用"、"期限"、"Expired" の文字が含まれるときは、
  動きません。

 [WBLOCK]、または [すべてWBLOCK] ボタンでブロックの書き出しを行います。
 
 「EXE フォルダに書き出し」のチェックボックスがオンのときは、
 BlockView.exe フォルダ内の [DWG] フォルダに作成されます。
 
 「EXE フォルダに書き出し」のチェックボックスがオフのときは、
 編集中のファイルと同じフォルダ内の [WBLOCK] フォルダに作成されます。

■ 書き出しブロックの挿入

 BlockView.exe フォルダ内の [DWG] フォルダのファイルが一覧で表示されます。

 Mask 欄に検索文字を入力すると、部分一致で検索できます。

 挿入方法は下記のいずれかです。
 ・ブロック名のリストをダブルクリック
 ・イメージをクリック
 ・[ブロック挿入] ボタンをクリック

 ※挿入時、システム変数 ATTREQ をコントロールしていません。

 表示されるブロックのイメージと大きさ、図形数は「ブロックのイメージ作成」で
 保存したファイルを使用しています。
 このため、ブロックイメージの削除を行うと、ブロックのイメージが表示されなくなります。
 注意してください。

■ 作成、使用するファイル

 [PNG] フォルダ
  作成したブロックのイメージ用のフォルダです。自動で作成されます。

 [DWG] フォルダ
  WBLOCK した DWG ファイルが保存されます。自動で作成されます。
  ※ WBLOCK された DWG にはプレビューイメージが付加されていません。

 ・bcadBlockView.lsp :
   ブロックの情報を取り出す LISP です。
   ブロックごとに listBlockItems.txt を作成します。

 ・listBlockItems.txt :
   ブロックの情報を書き出した一時ファイルです。削除しても問題ありません。

 ・bcadBlockView.csv :
   ブロック名と大きさ、図形数のリストです。自動で作成されます。

 ・BlockView.ini :
   終了状態を保存するファイルです。自動で作成されます。削除しても問題ありません。

 ・BlockView.txt : このファイルです。
 ・BlockView.exe : EXE 本体です。
 ・TargetCAD_APIVersion.txt :
   ターゲット CAD の名前(説明)と ProgID(レジストリに登録されているプログラム識別子)のリストです。

■ 著作権、制限事項等

 本ツールの著作権は作者 f.izawa が所有し、これを主張します。
 本ツールをダウンロード、使用したことによる事故、損害等の一切について、作者はその責を負いません。
 使用される方の責任において使用してください。

 動作確認は BricsCAD V20.2 でのみです。他の CAD で使用は充分に注意して下さい。
 複数起動された CAD には対応していません。対象はどれか1つです。

■ ダウンロード
 
 Ver.1.22b : 2025/08/08 体験版期限切れの判断を変更しました。
 http://www.izawa-web.com/zip/BlockView_20250808.zip

■ 履歴

 2025/08/08 Ver.1.22b 体験版期限切れの判断を変更
 2025/08/04 Ver.1.22a 一部 ZWCAD に対応していなかったのを修正
 2025/08/03 Ver.1.22 BricaCAD 以外に対応。
 2025/08/02 Ver.1.21a ブロック情報のファイル作成の終了待ちを修正。
 2025/08/01a Ver.1.21 LISP がロードできないとき、終了できないことがあるのを手直し。
 2025/08/01 Ver.1.20 初版作成(nanoCAD 5 用を BricsCAD 用に改変)

■ 作者連絡先

 e-mail : f.izawa@dream.com
 URL : http://www.izawa-web.com/